top of page

お薬ができるまで

お薬は製薬会社によって開発されます。ただしお薬の候補となる物質の発見から実際に私たちがそれをお薬として使用できるようになるには多くのプロセスがあり、長い時間がかかります。
現在世界中の研究者たちがお薬の候補となる物質はないかと日々探しています。これを基礎研究と呼び、基礎研究は2年から3年かかるといわれています。
基礎研究でお薬の候補となる物質を選び出し、動物や培養した細胞を使って安全性や有効性を調べたり、このお薬はどのように代謝され排泄されていくのかについても確認します。この過程は非臨床試験といって、3年から5年くらいかけて行われます。
非臨床試験が終わると、臨床試験(治験)に移ります。臨床試験は3つのステップに分かれており、段階的に行われていきます。臨床試験は3年から7年くらいかかり、人に対する安全性や有効性、お薬の用法、用量などを確認します。
ここまで終了して国にお薬としての効果や安全性を認めてもらった上で、お薬として発売されることとなります。
bottom of page